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ロシア外務省が発表した公式サイトへのサイバー攻撃についてまとめてみた

ロシア外務省は1月11日、記者会見にて外務省ウェブサイトがサイバー攻撃を受けていたと発表しました。ここでは関連する情報をまとめます。

記者会見の概要

  • 2019年1月11日の記者会見で外務省ザハロワ報道官が明らかにしたもの。
  • 定期的に外務省サイト(http://www.mid.ru/)が攻撃を受けていること示すため今回サマリーを発表したもの。
  • 対象の期間は2018年1月1日〜9月30日までの9か月間。
  • 当該期間中において、海外14か国から7,700万件を超える影響を記録した。
  • いずれの攻撃も対策を講じ、公式サイト及び外国機関の完全性に対し直接的な影響は確認されていない。
  • 2018年4月に大規模なDDoS攻撃を受けた。

攻撃送信元の国

2018年4月に起きた大規模なDDoS攻撃

  • 説明の中でトピックとして大規模なDDoS攻撃が発生したことを説明。
  • この他の7700万件がすべてDDoS攻撃であったかは説明されていない。
  • 攻撃の状況は次の通り。
    • 2018年4月20日に大規模なDDoS攻撃を受けた。
    • 攻撃トラフィックの総量はピーク時秒間150GBを超えた。
    • ロシア外務省サイト、及びロシア外務省のドメイン(mid.ru)配下の外国機関のサイトが影響を受けた。
    • 攻撃により、短時間だが接続障害とみられる影響が生じた。

更新履歴

  • 2019年1月13日 AM 新規作成
  • 2019年1月14日 AM タイトルを微修正