2026年9月4日、大阪高等裁判所は、特定の事件に関するMicrosoft Teamsのチームを作成する際に誤って約6000アカウントを登録し、通知からチームにアクセスした場合にメンバーのユーザー名やメールアドレスが一時的に相互に確認できる状態になっていたと公表し、謝罪しました。ここでは関連する情報をまとめます。
Teamsチーム作成時にメンバー外を誤登録
裁判所は資料の共有などにMicrosoft Teamsを活用しており(出典: 3)、大阪高裁では訴訟代理人などとチームを作成し、期日の調整やウェブ会議に用いている(出典: 2)。大阪高等裁判所民事部は2026年8月27日午前10時40分ころ、特定の事件に係るチームを作成する際、誤って本来登録するメンバー以外に、裁判所外部ユーザー約3500アカウントと裁判所職員ユーザー約2500アカウント、合わせて約6000アカウントを登録した*1 (出典: 1, 5)。本来このチームは、代理人や裁判官、担当の書記官で構成されるはずだった(出典: 5)。時事通信と朝日新聞は、この操作を行ったのは書記官だったと報じている(出典: 2, 3)。産経新聞とMBSニュースは、誤って登録された外部ユーザーに弁護士や司法修習生が含まれていたと報じている(出典: 4, 5)。
大阪高裁は同日午後零時20分ころ、外部からの問い合わせを受けてこの誤りを把握し、直ちに当該チームを削除した(出典: 1)。
大阪高裁は9月4日、この誤登録について公式サイトで公表し、「裁判所のシステムを利用した手続に関して、ご心配をおかけし、ご不安を抱かせ、さらに問い合わせのお手間をかけてしまうなどの事態を招いてしまったことを深くお詫びいたします」として謝罪した(出典: 1)。あわせて、本件の問い合わせ窓口として民事訟廷事務室庶務係と事務局総務課広報係を案内している(出典: 1)。同高裁の事務局長は「適正な事務処理を徹底するよう指導していきたい」とコメントした(出典: 2, 4)。
ユーザー名とメールアドレスが一時的に相互閲覧可能に
誤って登録されたメンバーには当該チームへ招待された旨のメールやTeamsの通知が届き、そこからチームにアクセスした場合、チームメンバーのユーザー名とメールアドレスが一時的に相互に確認できる状態になった*2 (出典: 1)。大阪高裁は、当該事件の記録情報にアクセスできる状態にはなっていなかったとしている(出典: 1)。
朝日新聞と産経新聞は、チームの削除までに訴訟資料の共有はなく、訴訟資料の漏えいは確認されていないと報じている(出典: 3, 4)。
関連タイムライン
| 日時 | 出来事 |
|---|---|
| 2026年8月27日 午前10時40分ころ | 大阪高等裁判所民事部が特定の事件に係るTeamsチーム作成時にメンバー外の約6000アカウントを誤って登録 |
| 同日 | 誤って登録されたメンバーに招待メールやTeams通知が届き、アクセスした場合にユーザー名とメールアドレスが一時的に相互確認可能な状態に |
| 同日 午後0時20分ころ | 外部からの問い合わせで誤登録を把握し、直ちにチームを削除 |
| 2026年9月4日 | 大阪高等裁判所が誤登録について公表し謝罪 |
関連公表
大阪高等裁判所
- [1] 2026年9月4日 大阪高等裁判所「大阪高等裁判所における特定の事件に係るMicrosoft Teamsのチーム作成の誤りについて(お詫び)」
報道
- [2] 2026年9月4日 時事通信「チームズに6000人誤招待 大阪高裁の書記官、ミスで無関係の弁護士ら」
- [3] 2026年9月4日 朝日新聞デジタル「大阪高裁、チームズに無関係の弁護士ら6千人を招待 「漏洩はない」」
- [4] 2026年9月4日 産経新聞「民事裁判の「チームズ」グループに6000人を誤登録 大阪高裁、訴訟資料の漏洩はなし」
- [5] 2026年9月4日 MBSニュース(TBS NEWS DIG)「【速報】民事裁判のWeb会議にメンバー外の約6000アカウント誤登録 メンバーのユーザー名やメアド確認可能に 裁判記録にはアクセスできず 大阪高裁」
更新履歴
- 2026年9月5日 新規作成