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2015年6月に法務省で発生した不審な通信試行についてまとめてみた

2015年6月25日、法務省の省内端末から不審な通信試行が発生したと報じられました。ここでは関連情報をまとめます。

タイムライン

日時 出来事
2015年6月17日 法務省が省内から不審な通信試行が行われていたことを確認。
省内システムとインターネットの接続を遮断。
2015年6月24日 法務省が省内端末がマルウェアに感染している疑いが強いことを把握。*1
2015年6月25日 法務省が省内の端末から不審な通信が発生したと発表。

被害状況

これまでに外部への情報漏えいは確認されていない。

  • 外部向けに行われた不正な通信はセキュリティシステムによりブロックされていた。*2
不正な通信が確認された端末、ネットワークについて

感染の疑いがあるのは法務省本省(東京霞が関)の端末 1台*3

  • メール、ファイル共有等の一般的な事務処理をするためのネットワークシステム内で発生。
  • 感染が疑われる端末では機密情報は扱われていなかった。
  • 出入力管理、登記情報の情報を扱うネットワークシステムとは別。*4

発端

6月17日に法務省が外部への不審な通信を試行する履歴を確認したことによる。*5

原因

調査中であり現時点で不明だが、マルウェアに感染した可能性があることを発表。

対応

対応日 対応内容
2015年6月17日 不正な通信が確認されたネットワークをインターネットから遮断
不明 NISCと協力して詳細な調査を実施。
不明 警視庁へ連絡*6

更新履歴

  • 2015年6月25日 PM 新規作成
  • 2015年6月26日 PM 法務省のプレスリリースを掲載