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Windows7向け更新プログラム(KB2952664)がインストール失敗となる件を調べてみた

昨日Windows Updateを行ったところ、特定の更新プログラム(KB2952664)でインストールに失敗する現象を確認しました。ここではその関連情報をまとめます。

確認した事象

  • Windows7向け更新プログラム KB2952664のインストールに失敗した。
  • 発生環境:Windows 7 64bit版

KB2952664とは何か

Microsoftの説明によると次の通り。KB2952664はセキュリティ更新プログラムではないので更新に失敗しても脆弱性が残ったままとなることはなさそうです。

Windows 7 アップグレードの互換性に関する更新プログラム
この更新プログラムは、最新のバージョンの Windowsへのアップグレード エクスペリエンスを容易にするためにマイクロソフトが現在のオペレーティング システムを改善することに役立ちます。

http://support.microsoft.com/kb/2952664/ja

Microsoftが公開しているWSUS管理者向けコンテンツ一覧を見ると、このKB2952664は4月以降9月を除き、10月分を入れると計6回公開されているようです。尚、ファイルサイズは毎回異なっていました。

リリース日 説明
2014年4月22日 この更新プログラムをインストールすると、Windows の問題が解決されます。この更新プログラムに含まれている問題の一覧については、関連するサポート技術情報を参照してください。この更新プログラムのインストール後に、コンピューターの再起動が必要な場合があります。
2014年5月28日 メタデータは変更されていません。
バイナリが変更されました。
この更新プログラムを再インストールする必要があります。
2014年6月17日 この更新プログラムをインストールすると、Windows の問題が解決されます。この更新プログラムに含まれている問題の一覧については、関連するサポート技術情報を参照してください。この更新プログラムのインストール後に、コンピューターの再起動が必要な場合があります。
2014年7月22日 この更新プログラムをインストールすると、Windows の問題が解決されます。この更新プログラムに含まれている問題の一覧については、関連するサポート技術情報を参照してください。この更新プログラムのインストール後に、コンピューターの再起動が必要な場合があります。
2014年8月26日 この更新プログラムをインストールすると、Windows の問題が解決されます。この更新プログラムに含まれている問題の一覧については、関連するサポート技術情報を参照してください。この更新プログラムのインストール後に、コンピューターの再起動が必要な場合があります。

Microsoftからのアナウンスは行われていない模様

以下の記事やフォーラムでのやり取りを確認したものの、この件についてMicrosoftからのアナウンスは出ていないようです。フォーラムでは「Windows 8、及びWindows 10 TPにアップグレードする予定がない場合はアンインストール」といったコメントも記載されています。

問題の更新プログラムをアンインストールしたらどうなったか

自分のPCもKB2952664の更新に失敗していたものの、インストールされた更新プログラムの一覧を見るとインストール済みとなっていました。

そこで一度アンインストールを行い、改めて更新プログラムの確認を行ったところ、再度KB2952664が配信されました。


そして今度はインストールに成功しました。環境の変更は行っていないため、2度目だと何故更新成功となったのかはよく分かりません。8月以前のKB2952664がインストール済みであった場合に起こる事象なのかもしれません。

まとめ

  • KB2952664はWindows 7(64bit版含む)が対象。
  • KB2952664はセキュリティ更新プログラムではないので、更新に失敗したからといっても脆弱性が残るわけではない。
  • 自分の環境では一度アンインストールして再度更新を試行すると成功した。
  • Microsoftから2014年10月15日時点でこの事象に関するアナウンスは行われていない。