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全国銀行データ通信システムのシステム障害についてまとめてみた

2023年10月10日、全国銀行資金決済ネットワークは、同社が運用している全国銀行データ通信システムでシステム障害が発生したことを公表しました。この障害の影響により一部の金融機関で送金遅延などが生じました。ここでは関連する情報をまとめます。

560万件の取引に影響

  • 障害が起きたのは全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)が運用する全国銀行データ通信システム(全銀システム)のうち、平日8時半から15時半まで稼働するコアタイムシステムで金融機関との接続に使用される中継コンピューター(RC)。障害は10月10日8時半に発生し、10月12日未明に復旧に向けた対応が完了、同日8時半の切替完了したことで復旧した。*1 全銀システムは1,000超の金融機関が参加しており、1営業日当たりの取引件数は2022年実績で約806万件、約14兆円。*2
  • 今回のシステム障害により金融機関間で行われる送金に遅延や取引時間の受付制限などが生じた。全銀システムで顧客取引に支障が出たのは1973年の稼働以降初めて。*3 障害期間中は中継コンピューターを介さない代替手段として、全銀システムの新ファイル転送*4、LTOテープの持ち込み(また一部金融機関はモアタイムシステム利用)によって送金手続きを行う方針としていた。*5
  • 影響を受けた10月10日、11日分の仕向・被仕向の取引について約566万件に及んだことを全銀ネットが明らかにしている。*6 未処理の件数は11日の会見前に全銀ネットが集計した時点で合計約87万件。全銀システムが復旧した12日は各金融機関、通常の取引となったほか、未処理分も順次対応が行われることが案内された。
  • 今回の障害では証券口座も影響を受けた他、保険会社の保険金支払い、影響対象の金融機関を利用する地方公共団体では児童手当の振込でも影響が及んだ。*7 モアタイムシステム*8切替以降は同システムに参加している金融機関においては、直接影響を受けた金融機関も他行宛の送金が行えるようになった。*9 *10
影響件数の内訳

12月1日に全銀ネットが会見にて明らかにした影響を受けた取引件数は以下の通り。10月18日公表件数がより精査され、最新の件数は延べ566万件となった。

  10月10日分 10月11日分
影響を受けた全体件数 仕向:約141万件
被仕向:約152万件
仕向:約174万件
被仕向:約99万件
処理済の取引件数 仕向:約105万件(10日処理100万、11日処理5万)
被仕向 約152万件
仕向 約108万件
被仕向:約99万件
10月11日通信終了時未処理の取引件数 仕向:約36万件
被仕向:0件
仕向:約66万件
被仕向:0件

連休中のシステム更改が起因

  • システム障害の原因について全銀システムと金融機関を接続する中継コンピューター(RC)で行われている「内国為替制度運営費(金融機関間の送金手数料)」の自動付加を行う際に確認する機能に不具合が発生した。*11
  • 全銀ネットでは10月10日夜に不具合が生じたとされる確認機能のプログラム改修作業(テーブル参照せずに取引種目を判別し金額入力する方式)を行っているが、金額入力における改修処理が複雑となりテスト環境で2度試行したところエラーが継続している状況となった。 *12 そのため11日夜は別の方法として不具合原因となった内国為替制度運営費を参照しない(一律0円にセットする)形式で開発した簡易のパッチの適用を試し、12日未明に対応を完了した。なお、この方式は正しい内国為替制度運営費が入力されていないことから暫定対処となっていた *13 *14 が、2024年3月4日までに不具合箇所の修正を行ったプログラム反映作業を完了し本格対処を全金融機関にて完了した。
  • 今回不具合が起きた中継コンピューターは東京、大阪のセンターにそれぞれ各金融機関で2台ずつ合計4台設置されており、6年毎に更新が行われる。システム構成する機器や通信回線は全て冗長構成がとられている。中継コンピューターを含む全銀システムの構築はNTTデータが担当。*15
  • 中継コンピューターが保守期限を迎えていたことから、全銀ネットでは10月7日から9日の連休にかけて14の金融機関を対象に既存のRC17シリーズからRC23シリーズへの切り替え作業を行っており、その内10の金融機関で障害が発生した。これら14の金融機関は更新対象の最初のグループだった。*16 *17 *18 一部の金融機関が影響を受けなかった理由について、全銀ネットは内国為替制度運営費の確認を自行で行うなど運営費の支払い方式の仕様が異なっていたためと説明している。*19 *20 今回の障害はソフトウエアの不具合で生じたことから設置された各金融機関の2台ともその影響を受けており、冗長構成が機能しなかった。*21
内国為替制度運営費支払い方式 障害影響 対象金融機関
金融機関が予め電文に金額を入力してRCに送信 無し 3行
予めRCに設定されたテーブルを参照して、RCが電文に金額を入力 あり 10行
  • JPモルガン・チェース銀行は旧機種の中継コンピューターのままであり、かつ障害を受けてモアタイムシステムに接続してなかったことから影響を受けなかった。
  • 毎月5日と10日は会社決済が集中する日で振込の取引量も通常より多いとされているため原因とシステム障害の原因とみる向きもあったが、当初より障害原因の可能性は低いとされていた。*22
  • システム障害で切り戻し対応をしなかったことについて、全銀ネットは更新前の状態に戻す場合、影響を受けずに正常に取引が可能となっている金融機関を含めて協議の上対応する必要があり、プログラム改修のほうがリスクが少ないと判断したと説明。*23 *24
原因はプログラム作業領域の確保不足
  • 中継コンピューターのプログラムでエラーが出た原因について発生当初に複数の報道機関が報じていたところによれば、予め中継コンピューターに設定されたテーブルを参照する処理実行時、中継コンピューターのディスク上に保存されていたインデックスファイルの展開を行う際に確保されるメモリが十分ではなく容量不足によるエラーが生じていたとされるが、10月18日の記者会見では稼働以前よりこのテーブルが破損していたことが明らかにされるもその時点ではまだ破損した真因は判明しておらず*25、12月1日の記者会見で生成プログラムの作業領域不足であったことが公表された。*26 *27 *28 さらに11月6日にNTTデータが行った記者会見では物理メモリの容量不足によるものではないと説明した。
  • 12月1日に全銀ネット、NTTデータの2社の公表によれば、このインデックスファイル(一部加盟金融機関の値)が破損していた理由について、インデックスファイルを展開する際に使用するロードファイルに問題があったと説明。このロードファイルはプログラムで生成を行っており、その際に一時的に確保する作業領域が不足し、ロードファイル中にある金融機関名コードのインデックステーブルの値が破損した。
  • 一時作業領域が不足した背景として、OSバージョン変更に伴う非互換対応として行われた「金融機関名テーブル」のサイズ拡張がある。拡張後の「金融機関名テーブル」は作業領域に収まることからこの領域の拡張は不要と判断していたが、実際には生成プログラム上他3つのインデックステーブル(正読金融機関名インデックステーブル、略読金融機関名インデックステーブル、金融機関コードインデックステーブル)の展開もセットとして行っており、結果的に一時作業領域がわずかながら不足する事態(全体の2%程度)となった。*29 なお、当時まだ調査中ではあったものの64bitOSへの移行に関連する不具合であったことはNTTデータが行った11月6日時点で説明をしている。*30
  • NTTデータによれば、この拡張不要と判断した経緯について、非互換対応の影響調査のプログラム修正方針を製造関係者のみで判断していたこと、そして特定機能によらない基盤環境の変化に伴う非互換による予期せぬ異常検出について、変更を行っていないテーブルの作成の直接確認を行っていなかったこと、システム更改作業前に7回のテストを実施していた*31が、本番環境に近い試験バリエーションが確保されていなかったことと説明している。

最初の更改グループに影響

  • 全銀システムの障害影響を直接受けたのはシステム更改の最初のグループに含まれていた次の10の金融機関。また各金融機関の今回の障害対応の状況をまとめると次の通り。11日までは直接影響を受けた金融機関にJP モルガン・チェース銀行が含まれていたが、コアタイムシステムの取引の影響を受けていない(利用していないシステムであった)ことが判明したため対象の金融機関から外された。
直接影響を受けた金融機関 10月10日取引分の対応・状況 10月11日取引分の対応・状況 復旧以後(10月12日)の状況
三菱UFJ銀行 他行宛送金は一部実施できず11日付で振込予定。他行からの着金分は11日に入金を順次対応。 他行宛送金分は利用する取引によって11時または12時までの受付制限。15時半から12日8時半までは一部条件(都度振込は上限1億円など)の元対応。他行からの着金分は時間要の見込み。 通常通りの取引を実施。
りそな銀行 他行宛送金・着金ともに順次手続きを実施。一部他行宛送金は12日中処理見込み。他行からの着金は12日8時半までに完了。 一部他行宛送金は12日中処理見込み。12日午前中までに着金完了見込み。グループ間振込(りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行)は利用可。 通常通りの取引を実施。
埼玉りそな銀行 他行宛送金・着金ともに順次手続きを実施。一部他行宛送金は12日中処理見込み。他行からの着金は12日8時半までに完了。 一部他行宛送金は12日中処理見込み。12日午前中までに着金完了見込み。グループ間振込(りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行)は利用可。 通常通りの取引を実施。
関西みらい銀行 他行宛送金・着金ともに順次手続きを実施。一部他行宛送金は12日中処理見込み。他行からの着金は12日8時半までに完了。 一部他行宛送金は12日中処理見込み。12日午前中までに着金完了見込み。グループ間振込(りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行)は利用可。 通常通りの取引を実施。
山口銀行 グループ(もみじ銀行、北九州銀行)他行への送金は10日付、グループ外他行への送金は11日付で完了。(一部は12日付で実施。)着金は10日付で処理済み。 11日送金分は11時半まで受付(モアタイムシステム稼働時間帯も同日付で受付)、11日付で完了。着金は11日で完了。 通常通りの取引を実施。
北九州銀行 グループ(もみじ銀行、山口銀行)他行への送金は10日付、グループ外他行への送金は11日付で完了。(一部は12日付で実施。)着金は10日付で処理済み。 11日送金分は11時半まで受付(モアタイムシステム稼働時間帯も同日付で受付)、11日付で完了。着金は11日で完了。 通常通りの取引を実施。
もみじ銀行 グループ(山口銀行、北九州銀行)他行への送金は10日付、グループ外他行への送金は11日付で完了。(一部は12日付で実施。)着金は10日付で処理済み。 11日送金分は11時半まで受付(モアタイムシステム稼働時間帯も同日付で受付)、11日付で完了。着金は11日で完了。 通常通りの取引を実施。
三菱 UFJ 信託銀行 以下の取引が不可。ATM振込、三菱UJF信託ダイレクトの振込・教育資金贈与信託手続き、MUTBビジネスダイレクト基本サービスの振込、三菱UFJ信託銀行バンクコールサービス(ANSER型)(ファームバンキング)の振込
着金も即時振込が利用不可。(復旧後の対応)。
10日に受付した他行宛送金および他行からの入金は10日付で完了。(他行入金日は相手側の処理による)
振込にかかる利用制限を実施。11時以降:窓口振込(行内の本・支店宛振込は利用可)
12時以降:ATM振込、三菱UJF信託ダイレクトの振込・教育資金贈与信託手続き、MUTBビジネスダイレクト基本サービスの振込、三菱UFJ信託銀行バンクコールサービス(ANSER型)(ファームバンキング)の振込
着金も即時振込が利用不可。(復旧後の対応)
11日に受付した他行宛送金および他行からの入金は11日付で完了。(他行入金日は相手側の処理による)
通常通りの取引を実施。
日本カストディ銀行 業務継続態勢の二社間補完について」のスキームに基づき日本マスタートラスト信託銀行より送金対応。
送金は一部手続き出来なかったため11日付で実施予定。着金は順次対応。
送金分は10日より継続して日本マスタートラスト信託銀行に依頼し実施。着金は10日同様に時間を要する見込み。 通常通りの取引を実施。
商工組合中央金庫 送金は11日付で処理中。着金はデータが届いたものは同日中に処理、他は届き次第速やかに対応。 11日付で予約を受けていた送金分も通常よりも時間を要する見込みだが同日中の処理を進めている。
全銀システム障害解消していないため窓口、ATM、インターネットバンキング、テレホンバンキングによる送金は受付停止。
通常通りの取引を実施。
  • また特例対応として以下の2行で次の対応を行うことが報じられている。*32 また全銀協も交換所参加銀行宛に手形交換に関する不渡猶予措置を実施すると通知したことを公表している。
三菱UFJ銀行 障害起因の残高不足による約束手形、小切手決済が出来ない場合、不渡り扱いせず。
貸し越し(残高不足時の資金自動貸付)サービス利用時の利息免除。
他行利用による手数料差額返金。
りそな銀行 障害起因の残高不足による約束手形、小切手決済が出来ない場合、協議の上銀行側で立替払い。
  • 全銀ネットは今回の障害発生中に生じた振込不可、着金遅れ等により金融機関利用者が被った追加費用支払い等の直接的な損害を補償することが望ましいとして、具体的に銀行手数料、延滞金・遅延損害金、貸出金利/貸越金利等の直接的取引における追加費用が対象とする方針を示した。*33 一方で原因が判明してないことを理由に責任の所在が明らかになっていないとして最終的にだれがこの保障費用を負担するかは決まっていないとした。*34

同日発生のゆうちょ銀関連サービスのシステム障害は全銀ネットとは関係なし

  • 10日同日8時頃よりゆうちょ銀行のサービス(ゆうちょダイレクト、ゆうちょ通帳アプリ、ゆうちょPay)でもシステム内の機器不具合の影響により一時利用ができない不具合が発生したが、この全銀システムの障害とは関係がないと報じられた。*35 *36
  • ゆうちょダイレクト、ゆうちょPayは10日午後までに復旧、ゆうちょ通帳アプリは11日18時頃までに復旧した。同アプリの登録口座数は約823万口。*37 *38

政府機関の動き

  • 10月11日の官房長官記者会見で全銀システムの障害について、「まずは国民生活への影響を最低限に抑えられるよう対応を進める」と説明するとともに、「サイバー攻撃の可能性は低くシステム更改に伴い生じた不具合と考えられる」とコメントしている。*39 *40
  • 金融庁は全銀ネットに対して資金決済法第80条第1項に基づく報告徴求命令。2023年11月末までに中間報告を含め事実・課題認識、障害発生原因の分析、金融機関等との連携、システム管理体制に対する経営管理・課題認識、改善・再発防止策などを報告予定。*41 さらにNTTデータに対しても調査が必要と判断し、報告徴求命令を発した。*42
  • 金融相は10月17日の閣議後の記者会見で国民生活、経済活動に影響が生じたことは遺憾とするコメントを述べている。*43
  • 金融庁は全銀ネットに対して、資金決済法に基づく報告徴求命令を追加で発出。再発防止にかかる実施状況について定期的な報告を求め、対策の進捗の状況を同庁にて確認するもの。業務改善命令による処分は行われないとみられている。*44

関連タイムライン

日時 出来事
2023年10月7日~9日 全銀ネットが14の金融機関を対象に全銀システムの中継コンピューターの切り替え作業を実施。
2023年10月10日 8時33分頃 全銀システムのモアタイムシステムからコアタイムシステムへ切替。直後全銀システムの手数料確認機能で不具合が生じていることをNTTデータが検知。
同日 8時35分頃 コアタイムシステムで障害発生。9加盟金融機関の中継コンピューターがシステム停止。
同日 9時半頃 全銀ネットがNTTデータと協議し中継コンピューターを再起動するも問題解消せず。
同日 9時43分頃 1加盟金融機関の中継コンピューターがシステム停止。合計10機関に。
同日 障害影響により国内の一部金融機関で送金遅延などが発生。
同日 14時半頃 全銀ネットが代替手段による対応を開始。
同日 15時半頃 全銀システムがモアタイムシステムに切替。
同日 17時頃 全銀システムの障害に対し暫定対処の実施を決定。
同日 23時頃 NTTデータが暫定対処の予定完了時刻を超過。
2023年10月11日 1時40分頃 プログラム改修の検証でエラーを検知し修正対応。
同日 3時45分頃 プログラム改修の検証で別のエラーを検知。全銀ネットがコアタイムシステム稼働まで間に合わないと判断し、暫定対処の11日中のリリースを断念。
同日 8時半頃 全銀システムのコアタイムシステムへの切替時間になるも解消めど立たず。
同日 11時頃 全銀ネットが10の加盟金融機関に対して新ファイル転送を利用した方法など代替手段での対応を依頼。
同日 13時頃 手数料を0円にする暫定対処の実施を決定。
同日 全国銀行協会が交換所参加銀行宛に手形交換に関する不渡猶予措置を実施すると通知。*45
2023年10月12日 3時30分頃 全銀システムの復旧に向けた対応完了。
同日 8時半頃 全銀システムのコアタイムシステムに切替完了。
同日 9時頃 全銀ネットが他行宛取引が問題なく稼働していると報告。
同日 10時50分頃 全銀システムで未処理となっていた取引がすべて完了。*46
2023年10月18日 障害により被った損害に対する補償の考え方について加盟する金融機関で申し合わせし公表。
2023年10月27日 金融庁がNTTデータに対して報告徴求命令。
2023年11月6日 NTTデータが全銀システムの障害について記者会見。
2023年11月30日 全銀ネット、NTTデータが報告徴求命令に対して金融庁へ報告。
2023年12月1日 全銀ネット、NTTデータの2社が全銀システムの障害原因について記者会見。
2023年12月18日 金融庁が全銀ネットに対して改めて報告徴求命令。
2023年12月28日 全銀ネットは理事長を厳重注意処分としたことを発表。*47
同日 NTTデータグループ社長、NTTデータ社長及び副社長、執行役員の報酬自主返納を発表。
2024年3月4日 全銀ネットが障害に対する本格対処を完了したと発表。

全国銀行資金決済ネットワークの公表

また全銀ネットは10月10日夜、10月11日夜、10月18日、12月1日に記者向けのオンライン会見を行っている。

  • 2023年10月11日

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  • 2023年10月18日

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  • 2023年12月1日

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更新履歴

  • 2023年10月11日 PM 新規作成
  • 2023年10月12日 AM 続報反映(全銀ネットの対応、会見を受けた反映等)
  • 2023年10月12日 AM 続報反映(コアタイムシステム復旧、JP モルガン・チェース銀行を影響対象の金融機関から削除等)
  • 2023年10月13日 AM 続報反映(金融庁の報告徴求命令等)
  • 2023年10月17日 AM 続報反映(プログラムエラーの原因等)
  • 2023年10月18日 PM 続報反映(補償、全銀ネット会見等)
  • 2023年10月31日 AM 続報反映(NTTデータへの報告徴求命令)
  • 2023年11月7日 PM 続報反映(NTTデータの記者会見)
  • 2023年12月5日 PM 続報反映(障害原因等の公表)
  • 2023年12月19日 AM 続報反映(金融庁の追加の報告徴求命令)
  • 2024年3月7日 PM 続報反映(本格対処完了)

*1:振り込み停止解消せず 障害継続、500万件に影響―12日復旧目指す・全銀ネットシステム,時事通信,2023年10月11日

*2:決済集中「5・10日」に銀行間システム障害、企業活動停滞の恐れ…二重振り込みに注意,読売新聞,2023年10月11日

*3:全銀システムで他行振り込みできず、顧客影響が出る障害は50年間で初めて,日経クロステック,2023年10月10日

*4:複数の為替通知データを一括送受信するもの、各金融機関より受信したデータファイルを全銀センターで編集処理し、送金先の金融機関に配信する。第6次全銀システムより導入された。(全銀システム説明資料より)

*5:三菱UFJなど、送金140万件できず 全銀ネット「原因調査中」,朝日新聞,2023年10月10日

*6:速報として影響行からの送金にあたる10月10日の仕向分のみ計上した140万件が公表されていたが、後にその数も10万件が上積みされている。

*7:児童手当にも影響 全銀ネット障害,朝日新聞,2023年10月11日

*8:24時間即時振り込み可能に、全銀「モアタイムシステム」の構成図,日経クロステック,2018年11月8日

*9:張り紙や説明…11金融機関の行員ら、全銀システム障害対応に追われ,毎日新聞,2023年10月10日

*10:鉄壁はどう崩れたか 全銀システム、機器更新の落とし穴…障害続く,毎日新聞,2023年10月11日

*11:銀行の送金不具合、一部自治体では児童手当にも影響 なぜ?,朝日新聞,2023年10月11日

*12:全銀システム障害は11日朝時点で復旧のめど立たず、プログラム改修でもエラー継続,日経クロステック,2023年10月11日

*13:全銀ネットが簡素化したパッチを適用へ、2日で500万件超の送金に影響,日経クロステック,2023年10月11日

*14:「まさか」の全銀システム障害、再び焦点が当たった中継コンピューター,日経クロステック,2023年10月17日

*15:全銀ネット障害、送金255万件に影響 12日朝復旧目指す,日本経済新聞,2023年10月11日

*16:全銀ネットで不具合、11行140万件に影響 復旧のめど立たず,毎日新聞,2023年10月10日

*17:全銀ネットのシステム障害、中継コンピューターの不具合が原因か 三菱UFJなど11行に影響,産経新聞,2023年10月10日

*18:次期全銀システムに影響か、1973年の稼働以来初の大規模システム障害,日経クロステック,2023年10月10日

*19:全銀システムで中継コンピューターのチェック機能に不具合、40万件が処理できず,日経クロステック,2023年10月10日

*20:全銀ネット障害、送金と着金計506万件に影響 12日の復旧めざす,朝日新聞,2023年10月11日

*21:全銀システムの大規模障害、中継コンピューター2台ともに不具合で冗長構成が機能せず,日経クロステック,2023年10月11日

*22:全銀ネット障害 11機関、140万件送金できず 復旧めど立たず,朝日新聞,2023年10月11日

*23:全銀ネット障害、なぜ復旧に時間?「給料振り込まれてない」混乱続く,朝日新聞,2023年10月11日

*24:【全銀ネット障害】その時システムでは何が起きたのか? 暫定版PGで12日午前8時半の復旧目指す(更新),Business Insider,2023年10月12日

*25:全銀ネット障害、いまだ根本原因特定できず メモリ不足の指摘には「分からない」,ITmedia,2023年10月18日

*26:全銀システム障害、原因はプログラムミス 容量不足生じる,共同通信,2023年10月16日

*27:全銀システム障害で新事実、本番稼働前から参照テーブルが破損,日経クロステック,2023年10月18日

*28:全銀システム障害の原因判明、メモリー不足でインデックステーブルが不正確な状態に,日経クロステック,2023年10月16日

*29:全銀システム障害とは何だったのか,ImpressWatch,2023年12月4日

*30:テーブル生成プログラムのOS変更対応に不備か、全銀障害のNTTデータG見解,日経クロステック,2023年11月6日

*31:全銀ネット障害、メモリー不足が要因 事前テスト甘く,日本経済新聞,2023年10月16日

*32:全銀ネット障害、三菱UFJ銀行が手形・小切手決済で特例,日本経済新聞,2023年10月11日

*33:全銀ネット障害、金銭補償へ 手数料などまず3分類,日本経済新聞,2023年10月17日

*34:全銀ネット、補償発表 第三者招き原因究明へ,朝日新聞,2023年10月18日

*35:全銀ネット障害、11行影響 送金遅延140万件 完全復旧メド立たず,日本経済新聞,2023年10月10日

*36:「ゆうちょダイレクト」は復旧 ほかも復旧急ぐ ゆうちょ銀行,NHK,2023年10月10日

*37:ゆうちょ銀行 全面復旧めどたたず 送金などアプリの利用できず,NHK,2023年10月11日

*38:ゆうちょ銀行「通帳アプリ」も復旧…インターネットサービス障害、全銀システム障害と関連なし,読売新聞,2023年10月11日

*39:全銀ネット障害「国民生活への影響最低限に」 官房長官,日本経済新聞,2023年10月11日

*40:銀行のシステム障害相次ぐ なぜ?サイバー攻撃の可能性は?,NHK,2023年10月11日

*41:システム不具合問題 全銀ネットに「報告徴求命令」へ 金融庁,NHK,2023年10月13日

*42:金融庁、NTTデータに報告命令 全銀システム障害で,日本経済新聞,2023年10月30日

*43:全銀システム障害、金融相「生活に影響が生じ遺憾」,日本経済新聞,2023年10月17日

*44:金融庁、全銀ネットに追加命令 再発防止策の実行点検―システム障害,時事通信,2023年12月18日

*45:全国銀行データ通信システムの不具合に伴う手形交換に関する不渡猶予措置の実施について,全国銀行協会,2023年10月11日

*46:全銀システム過信のツケ 復旧まで2日、障害の想定甘く,日本経済新聞,2023年10月12日

*47:全銀ネットとNTTデータのトップらが役員報酬を自主返納、10月のシステム障害受け,日経クロステック,2023年12月28日