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データセンターの電源故障の影響で起きた自治体サイト接続障害についてまとめてみた

2020年6月5日、スマートバリューは自社サービス上で稼働していた自治体Webサイトが閲覧できない障害が発生したと発表しました。ここでは関連する情報をまとめます。

UPS火災から自治体サイト障害に波及

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電源設備火災が自治体サイトの障害にまで影響
自治体サイトの接続障害は次の流れで発生した。

  1. NTTビズリンクの葛西データセンターで運用中のUPSで火災が発生。
  2. 火災発生を受け火災警報装置が作動。データセンターが停電状態となる。
  3. 停電の影響を受け、INAP JAPANのサーバーも停止。
  4. INAP JAPANにDNS管理を委託していたスマートバリューのサービス(SMART CMS、いくくるウェブ)の名前解決ができない状態となる。
  5. 当該サービス上で稼働していてた自治体Webサイトに接続ができない事象が発生。

INAP JAPANはWeb、メールも一時使えず

  • NTTビズリンクは障害報告を5日の初報より7日の最終報まで16回行っている。
  • 障害状況をまとめると次の通り
日時 出来事
2020年6月4日 22時45分頃 データセンターの障害発生。
2020年6月5日 14時20分頃 緊急電源復旧措置を実施。照明・空調が復旧。
同日 18時40分頃 サーバー室の復電作業開始。
同日 19時頃 復電工事中、問題発生し工事中断と発表。
同日 20時25分頃 問題原因を特定し、通電作業を再開すると発表。
同日 22時頃 半分のサーバー室の給電作業が完了したと発表。
同日 23時頃 すべてのサーバー室の給電作業が完了し、サービス復旧を開始したと発表。
2020年6月6日 15時7分 NTTビズリンクの全てのサービスが復旧。

更新履歴

  • 2020年6月7日 PM 新規作成
  • 2020年6月8日 AM 影響を受けた他サービスを追加