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スマートキー複製による高級車の大量窃盗についてまとめてみた

大阪府警は高級自動車を繰り返し窃盗し逮捕していた男を2019年3月26日追送検したと発表しました。ここでは関連する情報をまとめます。

自動車窃盗の手口

次の2つの手口を使って自動車を盗んでいた。

  • 専用ソフトを用いたスマートキーの複製
  • 制御コンピューターの積み替え(別の自動車のものに置き換える)

スマートキー複製は次の手順で行われていた。

  1. 自動車の中に電動ドリルなどの工具を使いピッキングで侵入。
  2. 自分のPCを車と接続。
  3. 専用ソフトを用いてスマートキーを複製。
  4. 自動車のエンジンを始動させ盗む。

被害の状況

  • 大阪、奈良など4府県で窃盗を行っていた。
  • 犯行に及んでいたのは2017年3月から2018年9月までの約1年半。
  • 被害が確認されたのは156件。総額約7億1760万円相当。
  • 狙われた車種はレクサス、ランドクルーザー、プリウスなど。

スマートキーを複製する専用ソフト

  • 鍵業者などが紛失対応で利用。*1
  • イモビライザーに対しスマートキーが発信する信号を複製する仕組み。
  • 販売サイトでは複製方法を紹介する動画も投稿されていた。(ソフトは複数種類存在し犯行との関連は不明)

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事案関連の情報

  • 逮捕、起訴されたのは大阪市37歳無職の男。容疑は窃盗罪。
  • 2018年9月下旬に大阪市天王寺区の駐車場でランドクルーザー1台(約1070万円相当)を盗んだ容疑。
  • 男は生活費を稼ぐために窃盗を行っていたとして容疑を認めている。
  • 男は最速1分で盗めると供述。*2
  • ソフトウェアは海外から入手することが可能とされる。*3
  • 盗まれた車は他の窃盗グループへ転売していた。
  • 男の他に共犯者2名も逮捕し、転売先など捜査中。
  • すべての犯行の裏付けを終え、2019年3月26日に追送検。

更新履歴

  • 2019年3月27日 AM 新規作成