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出光のPOSシステム障害についてまとめてみた

出光興産のPOSシステムでシステム障害が発生していると報じられました。ここでは関連する情報をまとめます。

タイムライン

日時 出来事
2019年1月後半 出光興産がPOSシステムのシステム改修を実施。
2019年1月28日 出光興産のPOSシステムで障害が発生。
2019年1月30日 出光興産が販売店向けにPOSシステム障害発生を報告
2019年3月6日朝 出光興産が日経ビジネスの取材に対して障害発生の事実を認める。
同日 日経ビジネスが出光興産のシステム障害を報じる。

障害の内容

  • 出光興産が販売店から委託を受け運用している販売管理(POS)システムで障害。
    • 販売店でマスタ登録処理ができない等の不具合が発生した。
    • 最新の実績情報を確認できない問題は継続して発生している模様。
    • 完全復旧の見通しは立っていないと報じられている。*1
  • 出光のスタンドで行った一部のクレジット決済で二重請求(請求額2倍)が生じた。
  • 二重請求の発生は約7,000件。ただし実際に二重引き落としは行われていない。*2
  • 請求書再作成などにより大口顧客(運送会社、学校など)への請求に遅延が生じている。

障害原因

  • クレジットカードのセキュリティ対策(非保持化)、電子マネー対応などを目的としたシステム改修が行われた模様。
  • 出光興産はシステム上の内部障害、運用上のミスに起因と説明。
  • 影響長期化は旧システムへの切り戻しを行わなったため。切り戻ししなかった理由は不明。

更新履歴

  • 2019年3月8日 AM 新規作成