9月18日(柳条湖事件)のセキュリティ関係の動向について、今年の記事を後から読み返せるようまとめておきます。
IBM TokyoSOC
- 2015年9月18日 柳条湖事件が起こった9月18日前後の攻撃動向について
今年の9月18日午前9時までに検知された中国を送信元とした攻撃のIPアドレス数は、昨年同様、少ない状況です。
https://www-304.ibm.com/connections/blogs/tokyo-soc/entry/201509attackfromcn?lang=ja
サイバー中国
alienwareさんの動向ウォッチ記事。
- 2015年9月14日 ハクティビズム|ステータス(9/14)
- 2015年9月15日 ハクティビズム|ステータス(9/15)
- 2015年9月16日 ハクティビズム|ステータス(9/16)
- 2015年9月17日 ハクティビズム|ステータス(9/17)
- 2015年9月18日 ハクティビズム|ステータス(9/18)
まとめとして、次の三点。
・大いなる意思(=当局統制)が働き、昨年より更に統制がとれていた
http://thalys.hatenablog.com/entry/2015/09/18/092612
・ハクティビズム基盤であるSNSの、サービス業者にも統制通達が行き届いてた
・今回のハクティビズムにとっても反日は手段であり、目的ではない
デロイトトーマツリスクサービス
岩井さんの観測記事。
- 2015年9月20日 今年の9.18サイバー攻撃は静かだった?
国内において9.18に関係した被害が確認できなかった要因として、今年は直近に靖国参拝や尖閣諸島などの政治的要素の強い報道がなかったことが挙げられるかもしれません。
http://blog.f-secure.jp/archives/50754975.html
なお、この政治的背景の観点では例年9.18サイバー攻撃を行っている一部の攻撃グループが、15日に安部首相が日・ベトナム首脳会談を行ったことに対して反応しています。
警察庁
警察庁によるインターネット定点観測ではグラフに現れるほどの兆候は見られず。
JPCERT/CC
JPCERT/CCによるインターネット定点観測ではport53のみ件数が増加しているものの、他は攻撃とみられる兆候は確認できず。
LAC
LAC JSOCの観測した結果。
- [PDF] JSOC Insight vol.10
なお、数年前までは終戦記念日(8月15日)や、満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた日(9月18日)の前後で主に中国からの攻撃通信が増加することがありました2。しかしながら、今年もこのような兆候は見られず、攻撃の検知傾向に特筆すべき変化はありませんでした
http://www.lac.co.jp/security/report/pdf/20160106_jsoc_j001w.pdf