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翻訳サイトを通じてメール本文が公開されていた件をまとめてみた。

2015年2月20日に読売新聞が報じた翻訳サイトに関わる騒動についてまとめます。

タイムライン

日時 出来事
2015年1月15日 contrail045氏が翻訳サイトを通じてメール情報が表示される件を注意喚起
2015年2月20日 読売新聞が記事を掲載。
IPAが翻訳サイト利用に関する注意喚起を掲載。

公開されていた翻訳結果の内容

  • メールを翻訳したと思われるものが多く、次のような内容が確認されていると報道。
  • 総務省職員と電機大手とのセミナーの打合せ*1
  • 中央省庁、銀行、メーカーのやり取り
  • 採用情報に関するやり取り
  • 給与情報
  • 不倫の示談に関するやり取り*2

騒動まとめ

  • 翻訳サイトの騒動をまとめると次の通り。


翻訳結果が保存されるサイト(報道で取り上げられていると思われるサイト)

  • I Love Translation *3


既定で検索結果が保存される
  • 「Involved in the translation results improvement plan(Save the results to a server)」にチェックが既定で入っており、この状態で翻訳を行うとその結果が保存される。
保存情報は削除してもらえる?
  • 保存された検索結果の削除申請ができる模様。
  • 検索で表示される翻訳結果の一部は既に表示できないページがある。
  • 翻訳結果が保存されたページ下部に次のボタンが存在する。


  • 押下するとメッセージを送信できる画面が表示される。ここから削除申請ができる模様。


  • 送信すると72時間以内に対応する旨のメッセージが表示される。実際に削除されるかは不明。


多数の検索が行われているためかサジェストに企業名などが掲載されるケースも

  • 国内からこの翻訳サイトに対して情報を探そうとする検索リクエストが多数行われているためか、サジェストにも企業名やヒントとなる文字列等が表示されるようになっている。


更新履歴

  • 2015年2月21日 PM 新規作成