piyolog

piyokangoの備忘録です。セキュリティの出来事を中心にまとめています。このサイトはGoogle Analyticsを利用しています。

ひろしま国際センターで発生したマルウェア感染についてまとめてみた

2015年6月16日、ひろしま国際センターの端末1台がマルウェアに感染したと発表しました。ここでは関連情報をまとめます。

タイムライン

日時 出来事
5月下旬 ひろま国際センター職員がメールに添付されたマルウェアを実行し、ウィルス対策ソフトが検知。
6月12日 午後 警察がひろしま国際センターへマルウェア感染の疑いについて連絡。
6月13日 ひろしま国際センターが全台のPCを対象にウィルス対策ソフトによる検査を実施。感染が判明。
6月16日 ひろしま国際センターがマルウェア感染について発表。

被害状況

感染の詳細

ひろしま国際プラザ(ひろしま国際センター研修部)にて管理されるPC 5台

  • 3種類のマルウェアが確認されている。*1
  • 研修部には52台のPC、サーバーが設置されている。
  • 研修部のサーバーには研修に関する約1000人分の個人情報(名前、住所、電話番号等)が保存されているが漏えいは確認されていない。
  • 交流部のPCへの感染は認められなかった。

発端

2015年6月12日に警察より指摘を受けたことによる。その後の全台スキャンで感染事実を確認した。*2

原因

6月16日発表時点で調査中であり不明。

  • 5月下旬に「健康保険組合からの医療費のお知らせ」といった件名のメールが届いている。
  • 当該メールを少なくとも1度 職員が開封したが、マルウェアは即時駆除されており被害にはつながっていないと報道されている。*3

対応

対応日 対応内容
不明 外部とのネットワークを遮断
(研修部ではメールの送受信が不可)
不明 専門機関へ分析を依頼。*4

更新履歴

  • 2015年6月22日 PM 新規作成